MX Master 4の設定のおすすめは?作業の徹底効率化ガイド

この記事では、MX Master 4のおすすめ設定について、具体的なボタン割り当て例からActions Ring活用法までまとめて解説します。

MX Master 4の購入を迷っている人も、この記事を読みながら順番に設定していけば、最適なカスタマイズが一通り理解できるよう、整理しました。

  1. MX Master 4のおすすめ設定~基本操作編~
    1. 基本①:【安定重視か手軽さかでPCとの接続方法を選ぶ】Bluetooth/Logi Bolt接続
    2. 基本②:【カーソルが重く感じないようにする】ポインタ速度・DPI感度の設定
    3. 基本③:【作業内容に合わせてラチェット/フリースピンを切り替える】スクロールホイール設定
    4. 基本④:【表計算や横長サイトを楽にする】サムホイール(横スクロール)初期設定
    5. 基本⑤:【スクロール量と止まり方を調整する】ホイール感度・スムーズスクロール設定
  2. MX Master 4のおすすめ設定~ボタン割り当て・ショートカット編~
    1. ボタンり当て①:【ブラウジング効率を上げる】「戻る・進む」+タブ切り替え・タブクローズ割り当て
    2. ボタン割り当て②:【キーボードに手を伸ばさずに作業画面を切り替える】親指ボタンのアプリ/デスクトップ切り替え設定
    3. ボタン割り当て③:【文章編集を一気に楽にする】コピー・貼り付け・スクリーンショットのワンタッチ登録
    4. ボタン割り当て④:【オンライン会議中の操作を減らす】ミュート・音量調整などのメディア操作割り当て
    5. ボタン割り当て⑤:【ボタンの割当てを仕事/趣味用で使い分け】アプリごとのボタン配置プロファイルの基本形
  3. MX Master 4のおすすめ設定~Actions Ring編~
    1. Actions Ring①:【よく使うアプリやフォルダを親指一発で開く】ランチャー設定
    2. Actions Ring②:【コピー→貼り付け→検索をまとめて呼び出す】マクロ的アクション設定
    3. Actions Ring③:【作業中の画面切り替えを、同じ操作だけで完結】作業スペース切り替えリング
    4. Actions Ring④:【オンライン会議や配信中にやりたい操作を一発で】スクショ・録画・ミュート専用アクションセット
    5. Actions Ring⑤:【重要な操作の誤操作を防ぐ】触覚フィードバックで実行するリング設定
  4. MX Master 4 設定 おすすめ まとめ

MX Master 4のおすすめ設定~基本操作編~

ここでは、MX Master 4で押さえておくべきおすすめ設定を5つのポイントにまとめました。

基本①:【安定重視か手軽さかでPCとの接続方法を選ぶ】Bluetooth/Logi Bolt接続

MX Master 4の接続方法は、大きくBluetoothとLogi Boltレシーバーの2種類あります。

Bluetoothは、レシーバーがいらないので、スマホやノートPCともつなぎやすいです。

持ち運びにも便利ですし、他の機器に繋ぎ変えやすいのもメリットです。

一方で、Logi Boltレシーバーは独自規格で接続が安定しやすいのが特徴になります。

USB-CポートがPCにあれば、すぐに接続可能です。

そのため、オフィスや無線が混雑した環境でも遅延や切断が起きにくいと言われています。

実際には「自宅のノートPCとタブレットにはBluetooth」「会社のデスクトップではレシーバー」といった使い分けをしている人も多いです。​

そのため、外出や複数端末との接続を重視するならBluetooth、安定した接続と低遅延を重視するならLogi Boltという基準で選ぶと決めやすくなります。

基本②:【カーソルが重く感じないようにする】ポインタ速度・DPI感度の設定

MX Master 4は本体がやや重めなので、初期設定のままだとカーソルが「重く動きにくい」と感じる人もいます。​

画面解像度やモニター枚の数に対して、ポインタ速度(カーソルの動く速さ)やDPI感度(カーソルの動く細かさ)が合っていない事が原因です。

そうすると、マウスの移動量が増えて疲れやすくなってしまいます。​

MX Master 4には、Logi Options+という公式ソフトがあり、ロジクール製のマウスやキーボードの設定を細かくカスタマイズすることができます。

例えば、4Kモニターやデュアルモニター環境では、OSのマウス設定でカーソルの速さを少し上げておき、あわせてLogi Options+側でもカーソル速度のつまみをやや速め側に寄せて使う人が多いようです。

こうした調整を行うことで、同じ重さのマウスでも実際の操作感が軽く感じられ、手首への負担も減らしやすくなるでしょう。

基本③:【作業内容に合わせてラチェット/フリースピンを切り替える】スクロールホイール設定

MX Master 4のメインホイールは、カチカチと止まるラチェットと、一気に回転するフリースピンを切り替えられるのが大きな特徴です。​

ラチェットモードは、ブラウザやコード編集などで「1行ずつ正確に止めたい」ときに向いており、細かくスクロール位置を合わせやすい利点があります。

フリースピンモードは、長い資料やWebページ、Excelシートを一気に上下に移動したいときに便利で、強く回すだけで高速スクロールが可能です。

Logi Options+では、一定の力で回したときだけ自動的にフリースピンに切り替える「スマートシフト」のしきい値も調整できます。​

そのため、スマートシフトを好みに設定しておくことで、ラチェットとフリースピンを快適に切り替える事ができるでしょう。

基本④:【表計算や横長サイトを楽にする】サムホイール(横スクロール)初期設定

MX Master 4のサムホイールは、Excelやスプレッドシートなど横に広い資料を扱うときに特に威力を発揮します。​

理由は、通常ならShift+スクロールやスクロールバー操作が必要な横移動を、親指だけで滑らかに行えるためです。

仕事で表計算ソフトをよく使う人は、サムホイールに「水平スクロール」を割り当て、Excelで横長の表やタイムラインを移動する用途に使っています。​

一方で、ブラウザ中心の人は「タブの切り替え」に割り当て、サムホイールを回すだけで隣のタブへ移動できるようにしているケースもあります。

そのため、仕事で表計算ソフトをよく使う人は横スクロール、ブラウジング中心の人はタブ移動というように、整理するとサムホイールを活かせるでしょう。

基本⑤:【スクロール量と止まり方を調整する】ホイール感度・スムーズスクロール設定

スクロール感度やスムーズスクロールの設定を見直すことで、「目当ての位置を行き過ぎる」「少ししか動かない」といったストレスを減らせます。​

表示しているコンテンツによって適切なスクロール量が違いので、同じ設定でもブラウザとExcelで使い勝手が大きく変わってしまうのです。

例えば、ブラウザ閲覧だと、Logi Options+のスクロール設定で「1回転あたりのスクロール量」をやや多めにして、スムーズスクロールをオンにしておくと読みやすくなります。

逆に、行単位の移動が重要なコードエディタや表計算ソフトでは、スクロール量を少なめに抑え、ぴったり止まれるように、​設定しているユーザーが多いです。

このように、よく使うアプリを基準にスクロールの感度と止まり方を合わせることで、日常のマウス操作がやりやすくなるでしょう。


MX Master 4のおすすめ設定~ボタン割り当て・ショートカット編~

ここでは、MX Masterの醍醐味でもある、ボタン割り当てについて、5つのポイントにまとめています。

ボタンり当て①:【ブラウジング効率を上げる】「戻る・進む」+タブ切り替え・タブクローズ割り当て

MX Master 4では、ブラウザ操作を集中的に割り当てることで、Web閲覧の効率を大きく高められます。​

理由は、「戻る・進む」やタブの切り替えがマウスボタンでできるようになると、キーボードやタブバーに手を伸ばさなくてよくなるからです。

具体的には、親指側の前後ボタンを「戻る」「進む」にしつつ、サムホイールクリックや上部の切り替えボタンに「次のタブ」「タブを閉じる」を割り当てる使い方がよく見られます。​

このように、ブラウジング関連の操作をまとめておくと、情報収集やリサーチ作業がスムーズになり、ブラウザ操作が一気に快適になるでしょう。

ボタン割り当て②:【キーボードに手を伸ばさずに作業画面を切り替える】親指ボタンのアプリ/デスクトップ切り替え設定

親指ボタンには、アプリ切り替え、ブラウザの切り替えなど、作業画面を変える操作を割り当てると効果的です。​

理由は、Alt+TabやMission Controlといったショートカットを毎回キーボードで押すよりも、親指だけで呼び出せた方が負担が減るためです。

例えば、長押しで「タスクビュー/Mission Control」、単押しで「直前のアプリに戻る」などを設定しておくのがおすすめになります。

この設定をすると、ワンタッチ操作で、資料、ブラウザ、チャットアプリの行き来ができるようになります。

視線をキーボードに落とさなくて済むので、とても便利ですね。

そのため、複数のアプリを同時に使う在宅ワークやクリエイティブ作業でも、作業に集中したまま画面を切り替えやすくなるでしょう。

ボタン割り当て③:【文章編集を一気に楽にする】コピー・貼り付け・スクリーンショットのワンタッチ登録

文章編集や資料作成が多い人には、コピーや貼り付け、スクリーンショットをボタンに直接割り当てる設定がおすすめです。​

理由は、Ctrl+C/Vやショートカットキーを何度も押すよりも、マウスボタン一つで実行できるようにすると、指の移動距離と疲労が減るからです。

コピペに関しては、サイドボタンに「コピー」と「貼り付け」が、定番になります。

またスクショに関しては、上部のボタンやジェスチャーに「アクティブウィンドウのスクリーンショット」や「全画面キャプチャ」を登録するパターンが多いです。​

こうした設定にしておくと、テキストの引用や資料のスクショ貼り付けが連続する場面でも、マウス操作だけで対応でき、作業スピードがアップするでしょう。

ボタン割り当て④:【オンライン会議中の操作を減らす】ミュート・音量調整などのメディア操作割り当て

オンライン会議や動画視聴が多い人は、ミュートや音量調整といったメディア操作をMX Master 4側に任せると便利です。​

実際、会議中に咄嗟にマイクを切りたい場面や、動画の音量を微調整したいときに、キーボードやアプリのボタンを探すのって、面倒ではないでしょうか。

メディア操作の割り当てでは、上部ボタンやサイドボタンに「システム音量アップ/ダウン」「ミュート切り替え」を割り当てるケースが多いようです。​

このように、よく使うメディア操作を手元のボタンで完結させることで、会議や配信中のストレスが減らすことができるでしょう。

ボタン割り当て⑤:【ボタンの割当てを仕事/趣味用で使い分け】アプリごとのボタン配置プロファイルの基本形

Logi Options+のアプリ別プロファイル機能を使うと、ソフト毎に、ボタン割り当てを設定できます。

ブラウザとPhotoshop、Excelでは「よく使う操作」がまったく異なるので、それぞれの「ボタン割り当てセット」を用意するととても便利になります。

例えば、
ブラウザでは「戻る/進む/タブ切り替え」、
Excelでは「コピー/貼り付け/セルの書式」、
Photoshopでは「取り消し/ブラシ切り替え/ズーム」など、
アプリごとに最適な組み合わせを用意しているユーザーが多いです。​

このように、アプリ別プロファイル設定をしておけば、MX Master 4を「どんな作業でも手に馴染む万能マウス」として活かしやすいでしょう。


MX Master 4のおすすめ設定~Actions Ring編~

Actions Ringとは、MX Master 4の側面にある触覚センサーパネル(親指ボタン)を押したときに画面に表示される、円形に並んだメニューUIです。

ここでは、今回のMX Master 4特有の機能であるActions Ring・ジェスチャーを使い倒すための5つのポイントをご紹介します。

Actions Ring①:【よく使うアプリやフォルダを親指一発で開く】ランチャー設定

Actions Ringの定番の活用法としては、頻繁に使うアプリやフォルダ、Webサービスをリングに登録して、親指操作で一発で呼び出す活用法があります。

具体的には、ブラウザ、メール、チャットツール、メモアプリ、作業フォルダなどをリングに配置します。

そうすれば、親指ボタン+ホイール操作だけで、瞬時に目的のフォルダを開くことができるのです。

こうしたランチャー設定を作っておくと、PC起動直後の立ち上げや、作業途中での別のツールの呼び出しが、一気に楽になるでしょう。

Actions Ring②:【コピー→貼り付け→検索をまとめて呼び出す】マクロ的アクション設定

Actions Ringには、単体のショートカットだけでなく「一連の操作」をまとめて登録する使い方もあります。

理由は、コピーして貼り付けて検索する、といった決まりきった手順を、毎回個別に行うよりも、まとめて呼び出せた方が時間と手数を減らせるからです。

例えば、
「選択→コピー→ブラウザで新しいタブに貼り付けて検索」や、
「キャプチャ→画像編集ソフトを開いて貼り付け」などを、
Smart Actionsと組み合わせて登録する事例が紹介されています。​

このようなマクロ的なアクションセットをひとまとめにしておくことで、リサーチや資料作成など、ぐっと楽になりやすくなります。

Actions Ring③:【作業中の画面切り替えを、同じ操作だけで完結】作業スペース切り替えリング

作業スペース切り替えリングは、「ウィンドウ配置や仮想デスクトップ移動」をActions Ringに集約するイメージの設定です。

理由は、ウィンドウの左右スナップや最大化、デスクトップ1から2への移動などをキーボードショートカットで行うと、操作が煩雑になりがちだからです。

実際には、「現在のウィンドウを左半分に配置」「右半分に配置」「別デスクトップへ移動」「全画面表示」などをリングの各方向に割り当て、親指操作だけでレイアウトを切り替える事例があります。​

このような作業スペース専用リングを用意しておくと、資料とブラウザ、チャットを素早く並べ替えながら作業するシーンでも、切り替えのストレスを減らせます。

Actions Ring④:【オンライン会議や配信中にやりたい操作を一発で】スクショ・録画・ミュート専用アクションセット

オンライン会議や配信のときによく使う操作をActions Ringにまとめておくと、焦らず素早く対応しやすくなります。​

理由は、スクリーンショットや録画開始・停止、マイクのミュート切り替えなどは、必要になるタイミングが突然来る一方で、ショートカットキーを毎回思い出すのは負担が大きいからです。

具体的には、リングの方向ごとに「画面全体のスクショ」「アクティブウィンドウのスクショ」「録画の開始/停止」「マイクミュート」「カメラオン/オフ」などを割り当て、親指操作だけで呼び出せるようにしている事例があります。​

こうした会議・配信専用セットを用意しておくことで、「今だけ音を切りたい」「このシーンだけ録画したい」といった瞬間にも落ち着いて対処でき、進行や発言により集中しやすくなります。

Actions Ring⑤:【重要な操作の誤操作を防ぐ】触覚フィードバックで実行するリング設定

誤って押したくない重要な操作は、Actions Ringと触覚フィードバックを組み合わせた専用リングにまとめておくと安心です。​

理由は、アプリ終了やPCロック、録画停止、配信終了などは一度実行すると取り返しがつきにくく、通常のボタンに置くと「うっかり押してしまう」リスクがあるからです。​

具体的には、リング上に「PCロック」「重要アプリの終了」「バックアップスクリプトの起動」などを配置し、実行時に触覚フィードバックが返るように設定します。

そうすることで、「本当に押したかどうか」を指先の感覚で確認しやすくなるのです。

このように、失敗できない操作だけを専用リングに隔離しつつ、触覚で実行を認識できるようにしておくと、安心して操作できます。


MX Master 4 設定 おすすめ まとめ

MX Master 4は、本体が高性能なだけでなく、設定次第で「仕事用の最強マウス」に化けるポテンシャルを持っています。

しかし、何も考えずに使うと、せっかくのボタンやActions Ring、触覚フィードバックを活かしきれないままになりがちです。

この記事で紹介した基本操作・ボタン割り当て・Actions Ringのおすすめ設定を一つずつ試せば、ブラウジングや資料作成、オンライン会議が快適になります。

ご自身なりにトライしながら「これがベスト」という形を見つけてみてください。


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