この記事では、JESIMAIK R16 Proのハウリング(音の回り込み)が起きる原因と、その直し方を解説します。
ハウリングとは、スピーカーから出た音をマイクがもう一度拾い、その音がくり返し大きくなって「キーン」や「ピー」という耳ざわりな音になる現象のことです。
結論からお伝えすると、R16 Proのハウリングは「スピーカーの音量を下げること」と「マイクとスピーカーの取り付け位置を見直すこと」の2つで、その多くを抑えられます。
マイクを口元から1〜2cmに近づけ、スピーカーを耳の中心に合わせて音量を一段階下げるだけで、走行中の不快な音を小さくできます。
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結論|JESIMAIK R16 Proのハウリングは音量と装着位置の見直しで抑えられる
まず結論として、JESIMAIK R16 Proのハウリングは、スピーカーの音量と、マイク・スピーカーの取り付け位置を見直すことで、その多くを抑えられます。
なぜなら、ハウリングはスピーカーから出た音をマイクが再び拾ってしまう「音の回り込み」が原因であり、音量を下げて拾われる音を小さくし、マイクとスピーカーを離せば、回り込み自体を弱められるからです。
ハウリングを抑える第一歩は「必要な音が聞こえる範囲で音量を下げること」と「マイクとスピーカーの距離を離し、向きを変えること」の2つです。
例えば、音量を一段階下げ、マイクを口元へ、スピーカーを耳の中心へ合わせ直すだけで、キーンという音が収まったというケースは少なくありません。
R16 Pro自体は多重のノイズ抑制を備えたインカムですが、こうした機能も取り付け位置が悪いと十分に働きません。
ですから、まずは特別な道具を使わず、音量と装着位置という自分で今すぐ調整できる部分から見直すのが、一番の近道になります。
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JESIMAIK R16 Proでハウリングが起きる主な原因3つ
次に、JESIMAIK R16 Proでハウリングが起きる主な原因を3つに整理して見ていきましょう。
ハウリングは機器の故障ではなく、多くの場合「音量」と「マイク・スピーカーの位置関係」という調整で変えられる要素から生まれています。
特にバイク用インカムは、狭いヘルメットの中でスピーカーとマイクが近い距離に置かれるため、構造的に音の回り込みが起こりやすい点も知っておくと安心です。
ここでは、フィードバックの仕組み・音量・距離という3つの角度から、R16 Proでハウリングが起きる理由を具体的に説明します。
原因①:スピーカーから出た音をマイクが再び拾う「音の回り込み(フィードバック)」が起きている
原因の1つ目は、スピーカーから出た音をマイクが再び拾ってしまう「音の回り込み(フィードバック)」が起きていることです。
ハウリングは、マイクが拾った音をインカムが増幅してスピーカーから出し、その音をまたマイクが拾って増幅する、という流れがくり返されることで発生します。
このループがくり返されると、ヘルメット内の反響に合わせて特定の高さの音だけが強調され、「キーン」や「ボー」という不快な音になって聞こえます。
つまりハウリングは、どこか1カ所が壊れて鳴るのではなく、スピーカーとマイクの間で音がぐるぐると循環してしまう状態だといえます。
特にR16 Proのようにヘルメット内へスピーカーとマイクを近づけて取り付ける機器では、両者の距離が近いほどこの回り込みが起こりやすくなります。
逆にいえば、この「音の循環」を断ち切るように音量と位置を調整すれば、ハウリングは大きく減らせるということです。
原因②:スピーカーの音量が大きく、マイクが音を拾いやすくなっている
原因の2つ目は、スピーカーの音量が大きすぎて、マイクがその音を拾いやすくなっていることです。
ハウリングは、スピーカーから出る音が大きいほど、マイクに回り込む音も大きくなり、循環がどんどん強まって起こりやすくなります。
音響の現場でも、ハウリングを止める最も確実な方法は「スピーカーの出力を下げること」だとされ、鳴らない限界の音量を把握しておくのが基本とされています。
例えば、風の音やエンジン音に負けまいと音量を上げ切ってしまうと、相手の声だけでなく自分のスピーカー音までマイクが拾い、ハウリングを招きやすくなります。
R16 Proのメーカー側でも、受話音が小さいと感じても最大音量のまま使い続けるのは避け、マイクの位置などで聞き取りやすさを補うことがすすめられています。
安全面でも、クラクションやサイレンが聞こえなくなるほど音量を上げるのは危険なので、音量は「上げすぎない」ことが大切です。
原因③:マイクとスピーカーの距離が近い、または取り付け位置がずれている
原因の3つ目は、マイクとスピーカーの距離が近い、または取り付け位置がずれていることです。
マイクとスピーカーが近いほど、スピーカーの音が直接マイクに入り込みやすく、音の回り込みが強まってハウリングにつながります。
特に、マイクの集音する面がスピーカーの正面をまっすぐ向いていると、音をそのまま拾ってしまい、最も回り込みが起きやすい配置になります。
また、スピーカーが耳の中心からずれていると、相手の声が聞こえにくく感じて音量を上げてしまい、結果としてハウリングを悪化させることもあります。
フルフェイスヘルメットでは、かぶったときにチークパッドがスピーカーを押して位置がずれやすいため、装着後の再確認が欠かせません。
このように、距離の近さと位置のずれは、音量とならんでハウリングを生む大きな要因になっています。
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JESIMAIK R16 Proのハウリングを止める基本の対処法5つ
ここからは、JESIMAIK R16 Proのハウリングを実際に止めるための、基本の対処法を5つ紹介します。
いずれも特別な道具は不要で、音量の調整とマイク・スピーカーの位置合わせが中心なので、ツーリング前に自宅でも試せます。
ポイントは、原因の章で見た「音の回り込み」を弱めるように、音量を下げ、マイクとスピーカーを適切な位置へ動かすことです。
早速、対処方法を順番に確認していきましょう。
対処①:スピーカーの音量を聞こえる範囲で一段階下げる
対処の1つ目は、スピーカーの音量を、聞こえる範囲で一段階下げることです。
ハウリングはスピーカーの音が大きいほど強まるため、まずは音量を下げて、マイクに回り込む音そのものを小さくするのが最も確実な第一歩です。
具体的には、いまの音量から一段階か二段階だけ下げて、相手の声が聞き取れて、かつキーンという音が出ない位置を探してみてください。
このとき、風の音に負けないようにと音量を上げ切るのではなく、あとで紹介するマイク位置の調整で聞き取りやすさを補うのがコツです。
音量を下げても相手の声が聞き取りづらいときは、無理に上げ直さず、先にマイクとスピーカーの位置を整えてから、もう一度ちょうどよい音量を探すとうまくいきます。
目安としては、クラクションやサイレンなど周囲の交通音が聞こえる程度に抑えておくと、安全面でも安心して走れます。
対処②:マイクを口元から1〜2cmの位置に合わせる
対処の2つ目は、マイクを口元から1〜2cmの位置に合わせることです。
マイクを口元に近づけると、自分の声をしっかり大きく拾えるようになるため、音量を上げすぎずに済み、結果としてハウリングを抑えやすくなります。
JESIMAIK側の案内でも、マイクは口元から1〜2cm、指1本分ほどの距離に置き、集音する面を口の方向へ向けるのが基本とされています。
実際に、マイクが少しでも口から遠いと声を思ったより拾わず、その分だけ音量を上げてハウリングを招く、という悪循環が起きやすくなります。
フルフェイスの場合は、あごの部分の息が直接マイクに当たらないように気をつけつつ、1〜2cmの距離を保つときれいに声が通ります。
マイクの向きと距離を整えるだけで聞き取りやすさが変わるので、スピーカーの位置調整とあわせて必ず見直したいポイントです。
対処③:スピーカーを耳の中心に当たる位置へ付け直す
対処の3つ目は、スピーカーを耳の中心に当たる位置へ付け直すことです。
スピーカーが耳の中心にあると、小さめの音量でも相手の声がはっきり届くため、音量を上げずに済み、ハウリングを起こしにくくなります。
逆に、スピーカーが耳の中心から数mmずれるだけでも、音が鳴っていても聞こえにくく感じ、つい音量を上げてしまいがちです。
ヘルメットをかぶった状態で、耳の穴の位置とスピーカーが重なるところを探し、2〜3mm単位で少しずつ動かして合わせるのがコツです。
多くのヘルメットには耳のくぼみ(イヤーポケット)があるので、その中でスピーカーを前後に動かし、いちばん聞こえる位置に固定します。
ただし、スピーカーを耳に近づけすぎると耳が痛くなったり聴力に負担がかかったりするので、近い場合はスポンジなどを挟んで調整してください。
対処④:マイクとスピーカーをできるだけ離し、向きをずらして取り付ける
対処の4つ目は、マイクとスピーカーをできるだけ離し、向きをずらして取り付けることです。
音の回り込みは、マイクとスピーカーの距離が近く、マイクがスピーカーの方を向いているほど強くなるため、両者を離して向きを変えるのが効果的です。
音響の基本でも、ハウリング対策として「マイクとスピーカーの距離を離し、向きを変えて位置関係を変える」ことがすすめられています。
具体的には、スピーカーは耳の中心を保ったまま、マイクは口元へ寄せて、マイクの集音面がスピーカーの正面をまっすぐ向かないように角度をつけます。
また、マイクをヘルメットの空気の通り道(ベンチレーション)やシールドのすき間から少し離すと、風の巻き込みによる雑音も同時に減らせます。
距離と向きを少し変えるだけでも回り込みは弱まるので、音量調整と組み合わせて試してみてください。
対処⑤:停車中や渋滞で車間が縮まった時は、音量を下げるかミュートする
対処の5つ目は、停車中や渋滞で車間が縮まったときに、音量を下げるかミュートにすることです。
仲間とグループ通話をしていると、バイク同士が近づいたときに相手のスピーカーの音が自分のマイクに回り込み、ハウリングが起きやすくなります。
これは、音の回り込みが「距離が近いほど強くなる」という性質によるもので、信号待ちや駐車場などで車体が接近する場面で起こりがちです。
そのため、停車して近づくとわかっているときは、あらかじめ音量を少し下げるか、一時的にマイクをミュートにしておくと鳴りにくくなります。
走り出して車間が空けば回り込みは自然と弱まるので、必要に応じて音量を元に戻せば問題ありません。
複数人で走るときは、あらかじめ全員が同じように音量を下げておくと、誰か一台が近づいたときの回り込みも起こりにくくなります。
なお、音量やミュートの操作は、安全のため信号待ちなどの停車中に行うようにしましょう。
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JESIMAIK R16 Proのハウリングが改善しない時に確認したい3点
ここまでの対処を試してもJESIMAIK R16 Proのハウリングが改善しないときに、あわせて確認したい3つのポイントを紹介します。
音量や位置の調整で多くのハウリングは収まりますが、それでも残る場合は、電波の干渉や接続の不安定さ、機能への頼りすぎが関係していることがあります。
どれも、部品を買い足したり分解したりせずに確認できる内容なので、順番にチェックしてみてください。
確認①:ペアリングする相手以外のBluetooth機器をオフにして電波の干渉を減らす
1つ目は、ペアリングする相手以外のBluetooth機器をオフにして、電波の干渉を減らすことです。
インカムのBluetoothは2.4GHzという電波を使っており、同じ帯域を使う機器が周りに多いと通信が乱れ、雑音やハウリングにつながることがあります。
インカムの使い方の案内でも、ペアリングする機器以外のBluetooth端末はオフにして、余計な電波の干渉を減らすことがすすめられています。
例えば、使っていないスマートフォンやスマートウォッチ、別のイヤホンなどがつながったままだと、電波が混み合って接続が不安定になりがちです。
また、電子レンジやコードレス電話、無線LANのルーターなども同じ帯域の電波を出すため、そうした機器のそばを避けると改善することがあります。
まずは今つなぐ必要のない機器の電源やBluetoothを切り、インカムとスマホだけのシンプルな状態にして試してみてください。
確認②:本体を十分に充電し、接続が不安定にならないようにする
2つ目は、本体を十分に充電し、接続が不安定にならないようにすることです。
バッテリー残量が少ないと通信が不安定になりやすく、音の途切れや雑音、ハウリングの原因になることがあります。
インカムの改善策としても、本体を十分に充電しておくことで接続が安定し、ノイズが軽減されると案内されています。
JESIMAIK R16 Proは、約1.5時間の充電で満充電になり、連続通話で約13時間、音楽再生で約15時間ほど使えるとされています。
ツーリング前夜にしっかり充電しておけば、走行中にバッテリー不足で接続が乱れる心配を減らせます。
走行の途中でも、休憩のたびにモバイルバッテリーで少し充電しておくと、一日の後半まで安定した通話を保ちやすくなります。
それでも接続が安定しない場合は、一度ペアリングを解除し、電源を切ってから通話ボタンを長押しして、あらためて登録し直すと改善することがあります。
確認③:ノイズキャンセル任せにせず、音量とマイク・スピーカーの位置を再調整する
3つ目は、ノイズ抑制機能に頼りきらず、音量とマイク・スピーカーの位置を再調整することです。
R16 ProはENC2.0やDSP、CVC8.0といった多重のノイズ抑制を備えていますが、これらはマイクの位置が悪いと十分に効果を発揮できません。
メーカー側の解説でも、音は「設定」よりも「物理的な位置」で大きく変わるとされ、機能任せにせずマイクの距離や向きを整えることが重要とされています。
例えば、ノイズ抑制があるからと音量を上げ切ったり、マイクを口から離したままにしたりすると、かえってハウリングや雑音が残りやすくなります。
改善しないと感じたときこそ、いったん機能への期待をリセットして、音量を下げ、マイクを口元へ、スピーカーを耳の中心へと基本に立ち返ってみてください。
物理的な位置と音量を整えたうえでノイズ抑制を働かせると、機能本来の効果を引き出しやすくなります。
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JESIMAIK R16 Proのハウリングについてまとめ
今回は、JESIMAIK R16 Proのバイク用インカムでハウリングが起きる原因と、その直し方を解説しました。
ハウリングは、スピーカーから出た音をマイクが再び拾う「音の回り込み」が、音量の大きさやマイク・スピーカーの距離の近さによって強まることで起こります。
基本の対処は、音量を一段階下げる、マイクを口元から1〜2cmに合わせる、スピーカーを耳の中心へ付け直す、マイクとスピーカーを離して向きをずらす、の4つが柱になります。
さらに、停車中や車間が縮まったときは音量を下げるかミュートにすると、仲間との通話中の回り込みを防ぎやすくなります。
それでも改善しないときは、他のBluetooth機器をオフにする、本体を十分に充電する、ノイズ抑制に頼りきらず位置を再調整する、の3点も確認してみてください。
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